*APG分類体系、従来の分類ではヤブコウジ科 |
Ardisia crispa (Thunb.) A.DC.
カラタチバナ(唐橘)/ *サクラソウ科 ヤブコウジ属 常緑小低木 /花7月 果実11月/本(茨城・新潟以西)~沖
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別名、百両(ヒャクリョウ)。高さ20~100cm。葉は互生、葉身は狭卵形~披針形、長さ8~20cm、幅1.5~4cm。先は次第に尖りやや鈍頭、基部は鋭形、縁には波状の鋸歯があり、歯間に腺点がある。表面は鮮緑色で光沢があり、両面とも普通無毛で、時に裏面のみ多少細かい鱗片毛がある。葉柄は長さ8~10mm。花は葉腋または葉間の鱗片葉の脇に、長さ4~7cmの花序柄を伸ばし、散形状に10個程度つける。花序柄には粒状の褐色の微毛がある。花柄は長さ約10mm。花冠は白色、径7~8mm、5深裂し、裂片は卵形、長さ約5mm、先端は鋭頭で反り返り、外面は無毛で腺点がある。萼も5深裂し、裂片は狭長楕円形、長さ約2mm、鈍頭で無毛、多少腺点がある。雄しべは5個、葯狭卵形。雌しべは1個で花冠裂片よりやや長く、子房はほぼ球形。果実(核果)は球形、径6~7mm、11月ごろ赤熟し春頃まで残る。 |
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