ヒメノボタン   '23







花弁に白色の斑が入った個体をときどき見かけます。
この草原では見たことがありませんが、白花もあるそうです。





紅紫色の花弁も目立ちますが、鮮黄色の雄しべも負けないくらい目立ちます。
黄色の葯に紅色の花糸と超派手な雄しべです。

雄しべの葯ははじめ別々の方向むいていますが、時間が経つと次第に寄り添って雌しべに向かい、
やがて雌しべも雄しべに近づき、雄しべのまとまりにとり込まれるそうです。
自家受粉を避けるためらしいです。


’23.8.26撮影 阿蘇外輪(熊本県)
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 Osbeckia chinensis L.
ヒメノボタン(姫野牡丹)/ ノボタン科 ヒメノボタン属 低木状の多年草/ 8~9月 /本(紀伊半島)~沖
低地の草地。高さ30~50cm。茎は四角状で茎や葉には剛毛がある。葉は長さ3~6cmの披針形で、3~7本の脈がある。花は直径約3cmの紅紫色で、希に白い花もある。花弁は4個、雄しべは8個ですべて同じ長さ。雌しべは1個。果実(蒴果)は萼筒に包まれ、長さ約6mm。 

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