エゾミソハギ


                     ’13.8.19撮影 小国(熊本県)
 
エゾミソハギは全体に短毛があり、萼の付属体がほぼ直立し、葉は茎を抱いています。
ミソハギは全体にほぼ無毛で、萼の付属体が横向きに突き出ており、葉は茎を抱きません。

ミソハギのほうが派手目に見えます。

 阿蘇外輪(熊本県)
 エゾミソハギGalleryへ

 Lythrum anceps (Koehne) Makino
エゾミソハギ(蝦夷禊萩) / ミソハギ科 ミソハギ属 多年草 / 7~8月 / 北、本、四、九
  湿地。草丈50~150cm。茎は直立し、上部で枝を伸ばし、4稜~6稜があり、葉や花序などとともに短毛があるが毛の量は変化がある。葉は対生または3輪生、葉身は長披針形~広披針形、長さ3.5~6.5cm、幅0.8~1.5cm。先は鋭形、基部は円形か浅心形で、半ば茎を抱き、全縁。葉柄は無い。花は茎頂に長さ20~35cmの穂状花序となって多数つく。花弁は6個、紅紫色で長楕円形、長さ6~8mm。雄しべは12個で2輪になり、交互に長短がある。萼筒は長さ4~8mm、12肋条があり、裂片は6個、裂片間の付属体は針状で直立し、長さ1.2~2mm。果実(蒴果)は残存する萼筒に包まれ、膜質で2裂開し、さらに2裂する。よく似たミソハギとの違いは、茎や葉などに短毛が多いことや、葉の基部が円形になって茎を抱くこと。

花調べHomeへ