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別名イチゲスミレ。山地の草原。高さ5~15cm。地下茎はふつう直立し、太くて長い多数の根をつける。茎や葉に細かな毛があるか、または葉を除きほとんど無毛。茎は数本が叢生し、細くて直立し、上方に3(~4)葉をつけ、下部に葉がない。根出葉は少数で、長柄がある。根出葉の葉身はやや質が厚く、やわらかく、心形、上面は深緑色、下面は淡紅紫色、長さ2.5~4cm、幅2.5ー3cm、先端は鋭頭、基部は心形、波状の粗い鋸歯があり、ふつう両面ともに有毛。上部の2個の茎葉はやや対生し、短い葉柄があるかほとんど無柄。托葉は離生し、卵形、長さ2~3mm。花は黄色、径1.5ー2cm、花柄は長さ2~4cm、小苞がある。萼片は披針形、明瞭な付属体がある。花弁は長さ12~15mm、上弁の背面は紫褐色、側弁は基部に毛束があり、唇弁と側弁に褐色の条がある。花柱は上部の左右が張り出した面状形(ボウフラ形)、長い突起毛がある。距は短く、囊状。
葉に欠刻状の鋸歯があるものをノコギリバキスミレf.laciniata(Taken.) F.Maek.という。花弁の黄色が抜けて白色になるものがあり、ウスジロキスミレ又はウスギキスミレと呼ばれているが、Ylist未登録。 |