ソナレノギク






ヤマジノギクとよく似ています。
名前のとおり磯に馴染んで、海岸に住みやすいように変化したんでしょうね。
ヤマジノギクは茎や茎葉に粗い毛がありますが、こちらはほぼ毛がなく、葉はやや厚く光沢があります。

’03.11.23撮影 佐伯市(大分県)
 Aster hispidus Thunb. var. insularis (Makino) Okuyama
ソナレノギク(磯馴野菊)/ キク科 シオン属 2年草/ 10~11月/ 高知県、九州(長崎・大分・宮崎県)
ヤマジノギクの変種。海岸の岩場。茎は太く、基部からよく分枝して斜上し、高さ40~100cm、ほぼ無毛。下部の葉はさじ形で大きくてやや厚く、長さ5~10cm、幅2.5cm、先は円く、基部はしだいに狭くなり無柄、縁に毛があり、全縁または鋸歯を散生、両面に毛はなく、光沢がある。茎葉は多数あり、さじ形で長さ4~7cm、幅10~13mm。頭花は大きくて径4~4.5cm。染色体数2n=36。四国南西部の柏島固有とされるが、宮崎県都井岬や延岡市、長崎県野母崎など九州海岸部にも似たものが見られる。ヤマジノギクと隣接する場所では中間型がある。 

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