カワラヨモギ


                                  ’13.11.13撮影 福津市(福岡県)

砂浜に生育するカワラヨモギは花を密につけます。
手前の白っぽい葉は花序がつかない葉です。
ハマに生えていてもカワラヨモギで、ハマヨモギはフクドの別名だそうです。



              ’13.11.13撮影 福津市(福岡県)

花が終わり、若い果実になっています。



              ’13.11.13撮影 福津市(福岡県)

花序がつかない葉は絹毛が密生し、白っぽく見えます。
赤い果実はハマタマボウキの熟した果実です。





                ’13.5.12撮影 福津市(福岡県)

白っぽい葉は花序をつけない葉で、右後方の枯れたものは昨年花を咲かせたもの。
果実殻になっています。
紫色の花を咲かせているのはハマウツボで、カワラヨモギに寄生しています。
 Artemisia capillaris Thunb.
カワラヨモギ(河原蓬) / キク科 ヨモギ属 多年草 / 9~10月 / 本~沖
海岸や川岸の砂地。花をつけない茎は短くて先に葉を叢生し、ロゼット状となる。ロゼットの葉は長い柄があり、葉柄は長さ2~3cm、葉身は幅1.5~3.8cm、2回羽状全裂し、裂片は糸状で幅0.3~1mm、まれに2mm、両面密に灰白色の絹毛があるが、ときにやや無毛となる。花茎は高さ30~100cm、よく分枝する。花茎の葉は長さ1.5ー9cm、幅1~7cm、ふつうは長さ1.5~3cm、基部は茎を抱く。1~2回羽状に全裂し、両面絹毛があるか、またはやや無毛。大きな円錐花序に多数の頭花を密につける。頭花は球形、または卵形、長さ1.5~2mm、径1.5~2mm、柄は1ー2mm、総苞は球形で、無毛、総苞片は3~4列で、覆瓦状に並び、外片は卵形で小さい。瘦果は長楕円形で長さ0.8mm、無毛。

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