ニオウヤブマオ(仁王藪苧麻) / イラクサ科 ヤブマオ属 / 7〜10月 / 本州〜九州
海岸。高さ1.5m内外。葉は対生し、卵円形または扁円形、鋭頭または短く尾状となり、基部は円形または浅心形、
縁に小円鋸歯が25〜35個あり、長さ10〜17cm。質厚く、両面に短毛があるが、裏面に特に多く、ビロード状となり
葉脈が凸出して網状となる。葉柄は葉身の半長以下。托葉は長楕円形または披針形。雌雄同株。下方に雄花序、
上方に雌花序をつける。雄花序は分枝して円錐状となるが、雌花序は多くは穂状。雄花序は球状に集まり4花被片
と4雄ずいがある。球状に集まった雌花の集まりは互いに接している。 |
ニオウヤブマオ : 片側で25〜35個の小円鋸歯、葉が厚く、表面が波打つ。葉柄等に圧軟毛。
ゲンカイヤブマオ : 片側で25〜35個の鋭鋸歯、頂頭部はやや尾状、葉の表面は平坦。葉柄等の毛は疎ら。沿海地林縁。
タンナヤブマオ : 片側で25個以下の円鋸歯、頂頭部はやや尾状、葉柄等の毛はやや斜上。
ケナガヤブマオ : 葉は卵状披針形、頂頭部はやや尾状。葉柄などに密な毛がある。 |
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