テンキグサ(ハマニンニク)


               ’10.5.25撮影 福岡市(福岡県)

もう花は終わっているような。



              ’10.5.25撮影 福岡市(福岡県)

イネ科の植物なので、地味です。
葉にニンニク臭があるのかと思っていたのですが、匂いではなく厚い葉の形状をニンニクに喩えたそうです。
 Leymus mollis (Trin. ex Spreng.) Pilg.
テンキグサ(てんき草)/イネ科 テンキグサ属 多年草 / 6~7月 / 北、本、九
別名ハマニンニク、クサドウ。海浜の砂丘。根茎は太く、砂中深く埋もれて横に長くはい、また、新しい匍匐根茎をのばしてその先に越冬芽を上向きにつける。茎は高さ80〜150cm、直立しやや叢生する。葉は長さ20〜50cm、幅10〜18mm、広線形、緑白色および厚い。花序は直立し単一の穂状、長さ15〜25cm、径15〜20mm、淡黄緑色、短い軟毛がある。小穂は通常1節に2個つき、3〜5小花からなり、長さ10〜25mm。護穎はほとんど無芒。果実は線状倒披針形、頭部に2個の小突起をつけ、毛を被り、淡褐色を帯び長さ7〜8mm。
テンキグサの名はアイヌ語に基づき、本種の葉を乾燥させて編んだ容器をテンキと呼んだことに由来する。別名のハマニンニクは厚い葉をニンニクにたとえたもの。

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