ゲンカイミミナグサ '22
昨年は見つけられず、今年も無いと帰りかけたとき、目にとまりました。
別に隠れていたわけでもないのに、二人ともボロい眼になったと、苦笑い。
仲間なのでよく似ていますが、
花の大きさは大小ありますが、ミミナグサより一回り大きいです。
茎の色はほんの僅か暗紫色をおびたところがあっても、概ね緑色で、直立せず他の植物に寄りかかっています。
確実なのは雄しべの毛ですが、肉眼でのチェックは難しいです。
’22.5.1撮影 福岡市
ゲンカイミミナグサGalleryへ
Cerastium fischerianum Ser. var. molle Ohwi
ゲンカイミミナグサ
(玄海耳菜草) / ナデシコ科 ミミナグサ属 多年草 / 4~5月 / 九(福・佐・長)
オオバナノミミナグサの変種。海岸近く。長さ30~40cm、植物に寄りかかるか、地面をはう。全体に白い軟毛が多く、葉は楕円形。花弁は先が切れこみ、7mm前後、萼片の長さと同等か僅かにな長い程度。雄しべに毛がある。オオバナノミミナグサに似ているが、茎が地面を這うことと、花弁が短く、萼片と同じくらいかやや長い程度。
【ゲンカイミミナグサとオランダミミナグサの相違点】
ゲンカイミミナグサ : 地を這う。花弁の長さ7mm程度。雄しべに毛がある。
オランダミミナグサ : 直立する。花弁の長さ4mm程度。雄しべは無毛。花柄は萼片より短い。
ミミナグサ : 直立する。花弁の長さ4mm程度。雄しべは無毛。花柄は萼片より長い。
Homeへ