ゲンカイミミナグサ '20
昨年、今まで小群生していた場所が全滅していて、数メーター離れたところに生えていたのですが、
今年は昨年の場所も消滅していました。潮位が高いと荒波に持って行かれそうな場所なので、
予期せぬ事ではなかったのですが、、、、、。
諦めきれず、ハマエンドウやハマウドの葉をかき分けると、こっそり咲いていました。
個体数が少ないので、消滅寸前です。
花のサイズはハコベのほぼ2倍、雄しべに毛があるのが特徴です。↓
’20.5.8撮影 福岡市
ゲンカイミミナグサGalleryへ
Cerastium fischerianum Ser. var. molle Ohwi
ゲンカイミミナグサ
(玄海耳菜草) / ナデシコ科 ミミナグサ属 多年草 / 4~5月 / 九(福・佐・長)
オオバナノミミナグサの変種。海岸近く。長さ30~40cm、植物に寄りかかるか、地面をはう。全体に白い軟毛が多く、葉は楕円形。花弁は先が切れこみ、7mm前後、萼片の長さと同等か僅かにな長い程度。雄しべに毛がある。オオバナノミミナグサに似ているが、茎が地面を這うことと、花弁が短く、萼片と同じくらいかやや長い程度。
【ゲンカイミミナグサとオランダミミナグサの相違点】
ゲンカイミミナグサ : 地を這う。花弁の長さ7mm程度。雄しべに毛がある。
オランダミミナグサ : 直立する。花弁の長さ4mm程度。雄しべは無毛。花柄は萼片より短い。
ミミナグサ : 直立する。花弁の長さ4mm程度。雄しべは無毛。花柄は萼片より長い。
Homeへ