ゲンカイミミナグサ <長崎県>





地元で見つけたかったのですが、長崎産のゲンカイミミナグサです。
北海道で見たオオバナノミミナグサのと似てますが、
花弁が短めで萼片よりわずかに長い程度で、地面を這っています。
オランダミミナグサやミミナグサに比べ、花の大きさが2倍くらいあり、雄しべに毛があることが特徴です。
オオバナノミミナグサの第一印象は園芸種かなと思いましたが、
本種は野草らしい雰囲気でした。

’07.4.28撮影 長崎県

<参考:オオバナノミミナグサ>
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 Cerastium fischerianum Ser. var. molle Ohwi
ゲンカイミミナグサ(玄海耳菜草) / ナデシコ科 ミミナグサ属 多年草 / 4~5月 / 九(福・佐・長)
オオバナノミミナグサの変種。海岸近く。長さ30~40cm、植物に寄りかかるか、地面をはう。全体に白い軟毛が多く、葉は楕円形。花弁は先が切れこみ、7mm前後、萼片の長さと同等か僅かにな長い程度。雄しべに毛がある。オオバナノミミナグサに似ているが、茎が地面を這うことと、花弁が短く、萼片と同じくらいかやや長い程度。 
 【ゲンカイミミナグサとオランダミミナグサの相違点】
  ゲンカイミミナグサ : 地を這う。花弁の長さ7mm程度。雄しべに毛がある。
  オランダミミナグサ : 直立する。花弁の長さ4mm程度。雄しべは無毛。花柄は萼片より短い。
  ミミナグサ : 直立する。花弁の長さ4mm程度。雄しべは無毛。花柄は萼片より長い。  
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