ハマジンチョウ '05

ハマジンチョウ ’05.2.12撮影 阿久根市


ハマジンチョウ ’05.2.12撮影 阿久根市


ハマジンチョウ ’05.2.12撮影 阿久根市

昨年、工事中だった自生地に再び出かけました。
公園化されることは残念に思いましたが、この自生地を保存するにはしようがないのかなと納得。
遠くから見ると、花は目立たないのですが、近づくと個性的な淡紅紫色の花が華麗に咲いていました。
香り高いようにみえますが、香りはほとんどありませんでした。
ジンチョウゲと名がついていますが、ジンチョウゲ科ではなく、
葉の形や質感がジンチョウゲに似て、海岸に生えることからついたようです。

’05.2.12撮影 阿久根市(鹿児島県)
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*APG分類体系、従来の分類ではハマジンチョウ科
Pentacoelium bontioides Siebold et Zucc.
ハマジンチョウ
(浜沈丁)別名:モクベンケイ / *ゴマノハグサ科 ハマジンチョウ属 常緑低木/12~4月/
三重、長崎、熊本、鹿児島、沖縄県
  海岸の砂浜、岩地。高さ1~2m。葉は互生、葉身は長楕円形~楕円形、長さ5~10cm、幅2~3.5cm。先は尖り、基部はしばしば葉柄に流れ、全縁。質はやや肉質で厚く、両面無毛。葉柄は長さ1~2cm。花は葉腋に数個が束生し、横向きに咲く。花冠は漏斗形で5裂し、長さ2~2.5cm、白色で淡紅紫色を帯び、内面に濃赤褐色の斑紋があり、裂片は楕円形で先は反り返って鈍く、長さ1~1.5cm。雄しべは4個。萼は鐘形で深く5裂し、長さ約3mm、裂片は狭卵形で先は尖る。花柄は花時で約2cm、果時で約3cm。果実(核果)は卵状球形で先は尖り、長さ1~1.2cm、淡褐色に熟し、しばしば花柱が残る。内果皮はコルク質で厚く、長楕円形の種子が数個あり、果実は海水に浮き、潮に流されて広がる。

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