ウエマツソウ




この個体は高さ8cmほどで高めでしたが、もっと小さい株が多く、見つけるのはきわめて難しい植物です。





上部の花は雄花で、花被片は6裂し雄しべは3個。
下部の花は雌花で多数の雌しべが球形に集まっています。










木漏れ日が差し込むと赤みを感じますが、日差しがないと、黒っぽい細枝のようで、
最初の1株がなかなか見つかりません。
カメラのモニターで拡大すると、ホンゴウソウとの違いが一目でわかり、にんまり。
雄花がユニークです。

’18.7.19撮影 沖縄県

 Sciaphila secundiflora Thwaites ex Benth.
ウエマツソウ(植松草) /ホンゴウソウ科 ウエマツソウ属 多年草/7~9月/本州(中部地方以南)~沖縄、小笠原
  菌従属栄養植物(腐生植物)。暗い林内。草丈6~10cm。全体に紫褐色~紅紫色を帯び、ほとんど分枝しないか、
  基部で分枝する。葉は鱗片状で卵形長さ約3mmで茎を囲む。花は茎の先に総状花序となり、数個~20個以上の花
  をつけ、上部に雄花、下部に雌花がつく。雄花は直径約6mm、花被は紫褐色~紅紫色で6裂し、裂片は細い線形で尖り、
  長さ約3mm。雌花は直径約5mm、花被片は6裂し長さ約2.5mm。集合果は直径3~4mm。

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