シマジリスミレ

シマジリスミレ '05.3.4撮影 沖縄本島南部
シマジリスミレ '05.3.4撮影 沖縄本島南部
シマジリスミレ '05.3.4撮影 沖縄本島南部
 シマジリスミレの花 '05.3.4撮影 沖縄本島南部  シマジリスミレの葉 '05.3.4撮影 沖縄本島南部


沖縄だけに分布する珍しいスミレだそうです。
石灰岩の岩場を好むのはオキナワスミレと同じですが、
シマジリスミレは海岸ではなく、標高100mあまりの石灰岩の岩場に生えています。
今年はすでに花期の終盤だったのか、花が咲いているのはこの個体だけでした。
この個体のように、側弁の毛も花柱の突起毛もない個体もあるそうです。
花はタチツボスミレに似ていますが、葉は艶があり、距は白っぽくやや短めだと思いました。


 ’05.3.4撮影 沖縄本島南部

Viola okinawensis K.Nakaj., nom. nud.
シマジリスミレ(島尻菫) / スミレ科 スミレ属 タチツボスミレ類 / 2~4月 / 沖縄本島 
  内陸の石灰岩の岩場の日陰や窪み。草丈8~12cm。地上匐枝を伸ばし、その先に新株を作る。根生葉は数多く付き、葉身は心形、長さ1~4cm、幅1~2cm。質は革質、濃緑色~緑色で光沢があり、無毛。托葉は櫛の歯状に羽裂する。花は直径1~1.3cmで淡紅紫色が基本であるが、白色に近いものも多い。側弁は短毛があるかまたは無毛、花柱乳状突起毛があるかまたはない。距の末端中央に溝のあるものが多い。よく似たオキナワスミレが海岸の岩場に生える。 

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