Alocasia odorum (G.Lodd.) Spach
クワズイモ(食わず芋)/ サトイモ科 クワズイモ属 多年草 / 5~8月 / 四国南部、九州南部~沖縄
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低地の常緑樹林下。草丈1~2m。茎は地下では球茎になるが、時には地上部で露出して棒状になり、葉痕が輪状になる。 葉は楯形、葉身は広卵形、長さ60~100cm、幅15~45cm。先は鋭頭、基部は心形、側脈は9~13対あり、中央脈から直線状に葉縁に伸びる。葉柄は60~120cmで太い。花は花茎の先につき、仏炎苞は緑色でやや白色を帯び、筒部は長楕円形、長さ4~8cm、舷部はボート状で筒部部よりやや長い。花序は円柱形で黄白色、長さは仏炎苞とほぼ同長。花序の雄花部と上部の仮雄しべは狭円錐状。花茎は長さ15~25cm。花後舷部は脱落するが筒部は宿存し、果実が熟すと反り返る。果実(液果)は赤色に熟し、裂けて反り返った筒部の内部から露出する。
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