コバノミヤマノボタン




花はハシカンボクより、少し大きく、ノボタンよりぐっと小さいです。
花色がやや鮮やかでチャーミング。
蕾もありましたが、花期末期なのか、開花した花は僅かでした。




ハシカンボクと同じようなところで見かけましたが、
本種の葉は3行脈でハシカンボクは5~7行脈なので、花がなくても区別出来ます。

’18.7.18撮影 沖縄県北部(沖縄県)

 Bredia okinawensis (Matsum.) H.L.Li
コバノミヤマノボタン(小葉深山野牡丹)/ ノボタン科 ハシカンボク属 常緑木本 / 6~7月 / 沖縄県
林下、林縁。高さ1m程。枝は紫色を帯び、2年目以降の枝には毛がない。葉は対生し、倒披針形~長楕円形で、長さ4~9cm、幅1~3cm。薄い革質で、両面無毛で3行脈がある。(ハシカンボクは5~7行脈)花は集散花序となり、3~7個の花をつけ、花弁は紅色(まれに白色)で4個、長さ約1.7cm。室果は洋梨形で径5~6mm。
  <ノボタン科ハシカンボク属>花の径は2cm以下、種子は湾曲しない。
 ハシカンボク:全株有毛。葉の長さ4~10cm。集散花序は多数花。7~9月 屋久島以南~沖。
 ヤエヤマノボタン:全株無毛。葉の長さ5~15cm。集散花序は多数花。6~8月 石垣島、西表島。
 コバノミヤマノボタン:全株無毛。葉の長さ4~9cm、集散花序は少数花。6~7月 沖縄島北部。

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