リュウキュウスズカケ



花穂はたくさんつけていますが、みな蕾です。
1週間後は花盛りになるのかな?



トラノオスズカケなどは穂状花序が葉腋から出てきますが、
リュウキュウスズカケは葉腋から枝を出し穂状花序をつけています。




苞、萼裂片に粗毛があります。
クローズアップすると、蕾もかわいい。




’25.10.2撮影 奄美大島(鹿児島県)

 *APG分類体系、従来の分類ではゴマノハグサ科
Veronicastrum liukiuense (Ohwi) T.Yamaz. 
リュウキュウスズカケ(琉球鈴懸)/オバコ科 クガイソウ属 多年草/9~10月/琉球(奄美大島と沖縄島北部)
  林下。茎は斜上し、湾曲して垂れ下がり、長さ60~100cm、軟毛を散生する。葉は互生し、葉柄は長さ5~10mm、軟毛がある。葉身は卵形または卵状円形、長さ5~9cm、幅2.5~7cm、先はとがり、基部は鋭形から鈍形で葉柄に流れる。縁には扁平で先が短くとがる鋸歯があり、表面は無毛で、裏面に中肋と3~5本の側脈がやや隆起し、脈上には粗い毛がある。花序は葉をつけた短い枝に頂生し、円柱形、花期には長さ2~4cm、径約1.5cm、花柄には粗毛をつける。苞は線状狭卵形で、長さ6~8mm、鋭先頭、粗毛がある。萼は長さ約5mm、5深裂し、裂片は不同長、狭卵形、長鋭先頭、長さ2~4mm、上縁に粗毛がある。花冠は白色で淡紫色をおび、長さ約7mm、筒部は長さ約3mm、表面無毛、内面に軟毛が密生、先端は4裂する。雄蕊は2本、長さ約8mm、花外に長くとび出す。花糸の下部は有毛。蒴果は卵円形で長さ3~3.5mm。

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