ミヤビカンアオイ






光沢のない濃緑色のカンアオイ属の葉を見つけました。運良く花もつけています。
調べてみると奄美大島固有種のミヤビカンアオイのようです。
花がフレッシュでないためか、萼筒の先の裂片が丸まって、暗紫褐色味が強くなっています。


’04.4.3撮影 奄美大島

 Asarum celsum F.Maek. ex Hatus. et Yamahata
ミヤビカンアオイ(雅寒葵) / ウマノスズクサ科 カンアオイ属 / 2~4月 / 奄美大島固有種
山地の林内。草丈5~10cm。葉は卵状楕円形~卵状三角形、長さ5~9cm、幅3~6cm。表面は暗緑色で光沢がなく、雲紋斑は入らず、縁に沿って毛がある。花は淡紫色~汚紫色、萼筒は長さ8~10m、径約10mmと小さく、上部が括れる。萼筒内面の格子状隆起はあるが著しくない。萼裂片は3角形で長さ5~8mm、斜めに開出または平開し、縁は強く反り返る。

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