キダチハマグルマ

’０４．４．２撮影　奄美大島（鹿児島県） 葉の基部が円形で、茎が立ち上がるのが特徴です。 よく似たオオハマグルマは葉の基部がくさび形で、長く地をはうようです。 頭花は枝の先に3～6個がつき、直径2～3cm。 　　　　　　　　　　　　　’０４．４．２撮影　奄美大島（鹿児島県）

Melanthera biflora (L.) Wild キダチハマグルマ（木立ち浜車）／　キク科　ハマグルマ属　つる性多年草　／　5～10月（熱帯は年中）／ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　九州南部~琉球·小笠原諸島   海岸。茎は長くなり、他物にはいのぼる。葉は対生、葉柄は長さ12～33mm、葉身は厚い洋紙質で、長さ7～14cm、幅3～8cm、卵形で短鋭尖頭、基部は円く、鋸歯があり、両面にねた短毛がある。頭花は枝の先に3～6個がつき、径2～3cm、柄は1.5～5.5cm。総苞は長さ5～6mm。舌状花は8～12個、黄色で舌部の長さ9～13mm、幅3.5～4.5mm。筒状花は30～40個、長さ5mm。花床の鱗片は長さ5.5～6mm、中部以上は密に短毛がある。瘦果は花床の鱗片に包まれ、長さ3～3.5mm、幅2～2.5mm、切頭で、基部へくさび状に狭くなり、しばしば三角柱状、上部に短毛がある。冠毛ははじめは短い冠状で、長さ2～2.5mmの剛毛が1本あるが、熟すと冠は目立たなくなって1本の剛毛が目立つ。