ヒメトケンラン









毎度ですが、咲いていそうな環境だけを頼りに宝探し、
盗掘により、ここ数年で減少したそうです。
諦めかけたときに、発見!
トケンランの花と色合いは似てますが、全体に小さく、葉が個性的です。
少し離れたところから見ると、枯れ枝が揺れているように見えます。

薄暗い林下で絶えず揺れているので、撮影には根気を要します。
根気が足らない私たち、しかも撮影現場を見られたくないという気持ちもあって
この程度にしか撮れませんでした。

2010年4月撮影 奄美大島(鹿児島県)
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 Tainia laxiflora Makino
ヒメトケンラン(姫杜鵑蘭)/ラン科 ヒメトケンラン属 多年草/3~5月/伊豆、四(南部)、九(長・鹿)~沖
  暗い樹林下、ササ原。草丈20~30cm。根茎は細く疎らに連なり、上部は円錐形に肥厚して葉をつける。葉は根元に1個つき、葉身は長楕円状広披針形、長さ6~16cm、幅1.5~3cm。先は鋭頭、表面に白色の斑紋があり、裏面は紫色を帯びる。花は茎頂に数花がやや疎らにつき、やや下向きに咲く。苞は線状披針形で鋭尖頭、長さ4~5mm。萼片は側花弁は細長く、黄褐色、長さ12~15mm。唇弁は帯黄色で下半面は白色、長さ8~9mm、3浅裂するが側裂片は目立たず、中裂片は横長の楕円、3条の隆起線がある。唇弁基部は膨らんで側萼片と顎をつくる。 

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