ハマトラノオ  (カントラノオ)


                              ’25.9.30撮影 奄美大島(鹿児島県)

3年前、甑島で10月末で見たハマトラノオは残りものでしたが、
今回は呆気にとられる群生で、同じものとは思えない勇ましさがありました。



                              ’25.9.30撮影 奄美大島(鹿児島県)



            ’25.9.30撮影 奄美大島(鹿児島県)



               ’25.9.30撮影 奄美大島(鹿児島県)



              ’25.9.30撮影 奄美大島(鹿児島県)

甑島の花冠は青紫色でしたが、こちらの花冠は淡青紫色でした。
花冠はよく開き、奥に白毛が生え、雄しべは2個で、花糸も花柱も紫色。




                                 ’22.10.31撮影 甑島(鹿児島県)

低速走行の車中から薄紫色の花を見つけました。
そのときはダンギクと思ったのですが、近づくとハマトラノオでした。



                               ’22.10.30撮影 甑島(鹿児島県)



                              ’22.10.30撮影 甑島(鹿児島県)

10月末では大部分果実になっていましたが、少しだけ花が残っていました。
虎の尻尾ではなく、兎の尻尾みたいですが、薄紫の輝きが堪らなくチャーミングです。



                              ’22.10.30撮影 甑島(鹿児島県)



                                   ’22.10.30撮影 甑島(鹿児島県)

九州南西部の島嶼(とうしょ)だけに分布しています。
男女群島? 宇治群島、トカラ列島??? 群島?列島?
名前だけは知っていましたが、きちんと把握していなかったので、地図を広げて確認しました。(-.-;)

 *APG分類体系、従来の分類ではゴマノハグサ科**ルリトラノオ属
 Veronica sieboldiana Miq.
ハマトラノオ(浜虎の尾) (別名)カントラノオ / *オオバコ科 **クワガタソウ属 多年草 / 9~10月 
  /九州南西部(男女群島·甑島列島)·奄美大島·琉球(慶良間諸島の座間味島)
海岸の崖。茎は直立して長さ20~30cmになる。葉は対生しゃや肉質、鮮緑色でつやがあり、楕円形または長楕円形で先はほぼとがり、基部は狭まって柄がなくやや茎を包み、縁には不明瞭な鈍歯があり、両面ともほとんど毛がなく、長さ4~9cm、幅2~3cm。茎の先に長い穂になった花序をつくり、多くの花を密につける。花柄は長さ4~6mm、開出する長毛がまばらに生える。萼裂片は狭卵形で、縁に開出する長毛が散生する。花冠は青紫色で、長さ6mm、筒部1.5mm。蒴果は楕円形で先がへこみ、長さ4mm。

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