ゲットウ
’25.9.30撮影 奄美大島(鹿児島県)
’25.9.30撮影 奄美大島(鹿児島県)
果実が熟して赤くなっています。
先に白い房がついているのがユニークです。
’06.9.9撮影 西表島(沖縄県)
’05.3.6撮影 沖縄本島
’05.3.6撮影 沖縄本島
ゲットウの葉で包んで蒸した餅を沖縄ではムーチー(鬼餅)というそうです。
旧暦の12月8日がムーチーの日で、この餅を作り、軒下に吊して厄払いをする風習があるそうです。
奄美大島でゲットウ餅を食べたことがあるのですが、素朴でほのかに甘みがあり、
端午の節句の笹の葉にくるまれたちまきのようなお味でした。
Alpinia zerumbet (Pers.) B.L.Burtt et R.M.Sm.
ゲットウ
(月桃)/ショウガ科 ハナミョウガ属 多年 /4~6月/熱帯アジア原産 九州南部、琉球
別名(サンニン) 栽培品が野生化していることもある。地下茎は横に這い、あちこちから地上に偽茎を立てる。偽茎は高さ2mほどになり、先端の方に互生するように大きな葉をつける。葉は楕円形で緑、やや硬くて艶がある。偽茎の先端から総状花序を出す。花序はやや垂れ下がり、赤い縁取りの入った白い苞に包まれた蕾が並び、その先が開くとそこから突き出すように大きな白い花を咲かせる。花弁は厚みがあり、蝋細工のような手触り。唇弁は黄色で、中央に赤い縞模様がある。9月 - 10月に赤い実を結ぶ。
クマタケランに似ているが、より大形で葉の縁に毛が密生し、花序は垂れ下がる。琉球では葉でモチや団子を包む。
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