ベニツチカメムシ

                                       ’22.6.19撮影 宇美町(福岡県)

ボロボロノキの果実を運ぶお母さんベニツチカメムシ、頑張れ!



     ↑ 成虫                               ’08.6.3撮影 黒髪山(佐賀県)

     ↓ 幼虫

                                                ’21.7.13撮影 竜門ダム(佐賀県)


<佐賀環境フォーラムより>
ベニツチカメムシは、ボロボロノキの実がある5月から7月にしか繁殖しません。
それ以外はずっと休眠状態です。休眠明けの5月、相手を見つけ交尾をすると卵を生む。
産んだ卵は団子状に丸めて抱え、歩き回りながら守り抜く。
そして、幼虫がふ化すると巣に残して、母親は落ちた木の実を拾い集めて子どもたちの待つ巣に運ぶ。
子どもたちは運ばれた木の実の汁を吸ってすくすくと成長する。
7月、子どもが集団休眠を始めるころには、母親は役目を終え寿命をまっとうする。

< ボロボロノキの果実 >

                                    ’09.6.9撮影 竜門ダム(佐賀県)
ベニツチカメムシ / ツチカメムシ科 / 16~19cm / 本州~南西諸島 / ボロボロノキの実の汁
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