ツクシマムシグサ


                            ’25.5.26撮影 九重町(大分県)

マムシグサのシーズンが終わる頃、よく見かけます。
葉はふつう1枚で鳥足状に7~17個の小葉をつけています。
仏炎苞の先が長く伸び、後頭部が色が薄いのが特徴。


                            ’25.5.26撮影 九重町(大分県)

ツクシマムシグサという名前、ツクシテンナンショウとよく混乱します。
ツクシテンナンショウはオガタテンナンショウの別名なんですが、、、老化現象 トホホです。




              ’09.5.15撮影 京丈山(熊本県)

仏炎苞の先が細長く、舷部基部が半透明になっているので、ツクシマムシグサだと思います。
紫褐色タイプもあるそうです。


              ’09.5.15撮影 京丈山(熊本県)

後頭部が薄くなってるマムシさんは他にもあるかもしれませんが、
とってもわかりやすい特徴です。


              ’09.5.15撮影 京丈山(熊本県)



                             ’09.5.15撮影 京丈山(熊本県)
 Arisaema maximowiczii (Engl.) Nakai
ツクシマムシグサ(筑紫蝮草)/ サトイモ科 テンナンショウ属 多年草/ 4~6月/ 本(三重)、九
別名ナガハシマムシグサ。山地の林内。草丈30~60cm。雌雄偽異株で雄株から雌株に完全転換する。偽茎部は長い。葉は普通1個、大型のもので時に2個のものもある。葉は鳥足状に7~17個の小葉をつける。小葉は披針形~長楕円形で、先は長鋭尖頭、縁は全縁かしばしば鋸歯がある。仏炎苞は葉に遅れて開き、緑色~紫褐色、筒部は円筒状で3~6.5cm。舷部は基部が三角状卵形で、上部は急に狭くなって尾状に長く伸び、しばしば縁が紫色になり透明な細突起があり、ほぼ水平に伸びる。仏炎苞舷部の白条は時に幅広く集まって半透明になる。花茎は偽茎より短く、1~20cm。付属体は有柄で細い棒状。

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