シソバタツナミ

シソバタツナミ ’04.7.18撮影 祖母山
               ’04.7.18撮影 祖母山(宮崎県)

天然クーラーのクーラーを浴びているので、今頃花をつけています。
こんなにシソバタツナミらしい個体を見たのは初めてです。



葉裏の紫色が濃い個体                     ’05.6.12撮影 祖母山(宮崎県)



 葉裏の紫色が薄い個体    ’04.6.12撮影 鉾岳(宮崎県)



                 ’07.7.4撮影 稲尾岳(鹿児島県)



   葉表面の紫色の斑が強い個体             ’08.5.20撮影 周南市(山口県)


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 Scutellaria laeteviolacea Koidz.
シソバタツナミ(紫蘇葉立浪) / シソ科 タツナミソウ属 多年草 / 5~6月 / 本(福島県以西)~九
  やや湿った林内。高さ10~40cm。かつてツクシタツナミソウの矮小品にあてられていたが、イガタツナミ型の矮小品である。
  葉は3~5対、最下部から2番目のものが最も大きく、卵形~三角状卵形で基部はふつう浅い心形、縁の鋸歯は円鋸歯状に
  なる傾向がある。両面に毛があり、表面はしばしば脈上に濃色の斑が入る。(まったく入らないものもある。)裏面はふつう紫色
  を帯びるものが多い。花序は長さ2~8cm。唇形花は長さ2cmほど。
  茎の高低、毛の性質、花序の疎密などによって、ホナガタツナミソウ、イガタツナミソウなどに分けられたが、これらの区別は
  明瞭とは言えない。
 <九州で見かける似たもの比較>
  タツナミソウ : 丘陵草地。花は直立。全体に白毛が密。葉は三角状卵形。草丈20~40cm。
  コバノタツナミ : 主に海岸近く。花は直立。葉は小型で丸い。全体小型、やわらかい毛。 草丈5~20cm。
  ツクシタツナミソウ :山地林内。花は直立。葉は長三角状卵形で、しばしば脈上に淡色の斑。草丈20~40cm。
  シソバタツナミ : 湿った林内。 花は直立。葉の裏面がふつう紫色を帯びる。草丈10~25cm。
  ヤマタツナミソウ : 山地の木陰。花は斜上。葉に粗い毛がある。草丈10~25cm。

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