コナミキ


                  ’08.5.14撮影 福岡県

小さな花が仲良く2つずつ並んでいます。



                 ’08.5.14撮影 福岡県




上部の葉は卵形~卵状長楕円形で、ヒメナミキに似ていますが、
下部の葉は円形~卵円形で基部は心形なので、区別できます。



                  ’08.5.14撮影 福岡県





            ’10.4.25撮影 奄美大島(鹿児島県)



               ’10.4.25撮影 奄美大島(鹿児島県)

湿地でトンボと戯れていたら、コナミキ発見!
九州のタツナミIndexへ

 Scutellaria guilielmii A.Gray
コナミキ(小波来) / シソ科 タツナミソウ属 多年草 / 3~5月 / 本(千葉県以西)~沖縄
海岸に近い草地。草丈20~40cm。茎は細く直立してしばしば基部で分枝し、まばらに開出毛があり、地下に細い走出枝をだす。葉は対生し、下の葉の葉身は円形~卵円形、長さ幅とも1~2cm。先は円頭~鈍頭、縁には少数の鈍い鋸歯がある。両面に毛がある。上部の葉は卵形~卵状長楕円形、ほとんど柄がない。花は上部の葉腋に普通2個ずつつき、白色かわずかに紫色を帯び、唇形花で長さ7~8mm。筒部はほとんど曲がらず、上唇は円形でやや反曲、下唇は斜め下向きに開出する。萼は鐘形で唇形、果時で長さ5~6mm、腺のある軟毛が開出する。果実(分果)は扁平で翼がある。

<九州で見かける似たもの比較>
  ヒメナミキ  : 葉は卵状三角形、 花は葉腋につく
  コナミキ   : 葉は円心形、 花は葉腋につく。
  ミヤマナミキ : 葉は広卵状三角形、 頂生の花序をつくる。  

花調べHome