コバノタツナミ 4

< 海岸の松原に咲くコバノタツナミ >









松原はコバノタツナミにとっても住みやすい場所のようです。

’21.4.19撮影 糟屋郡(福岡県)
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 Scutellaria indica L. var. parvifolia (Makino) Makino
コバノタツナミ(小葉の立浪) / シソ科 タツナミソウ属 多年草 / 5~6月/ 本(伊豆以西)~九州
海岸に近い畑の縁や土手、山の岩の上など。 タツナミソウの変種で全体に小さい。高さ5~20cm。葉は対生し、ビロード状で縦横1cm内外。鋸歯は5~6対。同じ方向に青紫色の唇形花を多数つける。花の長さは1.5cmくらい。花色の違う品種にシロバナコバノタツナミ、ウスベニコバノタツナミがある。 
<九州で見かける似たもの比較>
 タツナミソウ:丘陵草地。花は直立。全体に白毛が密。葉は三角状卵形、鋸歯は7~14対。草丈20~40cm。
 コバノタツナミ:主に海岸近く。花は直立。葉は小型で丸く、鋸歯は5~6対でビロード状。全体に小型。 草丈5~20cm。
 ツクシタツナミソウ:山地林内。花は直立。葉は長三角状卵形で、しばしば脈状に淡色の斑。草丈20~40cm。
 シソバタツナミ:湿った林内。 花は直立。葉の裏面が紫色を帯び、表脈状に濃色の斑。草丈10~25cm。
 ヤマタツナミソウ:山地の木陰。花は斜上。葉に粗い毛がある。草丈10~25cm。

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