コタヌキモ









ミミカキグサに似た植物を友達が見つけてくれました。
その場ではタヌキモだと思いましたが、調べてみると違うような??
水中葉の形状から判断するとコタヌキモのようです。
ピーカンの午後、輝いている黄色の植物は上手く撮れません。


’06.8.4撮影 大分県

 Utricularia intermedia Heyne
コタヌキモ(小狸藻)/ タヌキモ科 タヌキモ属 多年草 食虫植物 / 6~9月 / 北海道~九州
  湖沼や湿原の浅い水域に生える浮遊性~湿生。茎はあまり分枝せず、水中または湿地上を横に伸長する、ときに糸状で白色の茎と葉が地下に伸び、固着する。葉は互生につき、数回2叉状に分枝し、細い線形の裂片となる、裂片は縁と先端に小刺毛がつき、先端はふつう鈍頭、捕虫囊は水中~湿地上の葉にはふつうなく、地下の茎と葉につき、扁卵球形で、長径2~4mm、口は側方にある、越冬芽は秋に基の先端にでき、球形で直径5~12mm。花茎は高さ5~15cmで、下方に1~3個の鱗片葉を上方に花を1~5個つける。苞は卵形。萼は長さ約3mm。花弁は黄色で、花冠は直径12~15mm。距は下唇とほぼ同長で前向き。蒴果は球形で、直径約3mm、結実はほとんど見られないが、種子の形態はヒメタヌキモと同様とされる。 
  <よく似た3種の特徴>
ヒメタヌキモ:水中葉は多数分岐し、鋸歯はない。複数の捕虫嚢。花はクリーム色、上唇が小さい。
コタヌキモ:水中葉は扇形に分岐、ヒメより太く、鋸歯あり。捕虫嚢はつかない。花は黄色。
イトタヌキモ類:水中葉は細く2~4分岐、基部に大きな捕虫嚢、分岐に小さな捕虫嚢。花弁は黄色~淡黄色。

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