シロバナタンポポ


                ’15.2.27撮影 志賀島(福岡県)



                     ’11.4.9撮影 熊本市

セイヨウタンポポの仲間のように思われがちですが、日本固有種です。
カンサイタンポポなどは2倍体ですが、シロバナタンポポは5倍体のようです。
奇数倍体なので、交配することができず、単為生殖により種を作ります。



                   ’02.2.3撮影 篠栗町(福岡県)

総苞外片は初め反り返ってないのですが、開花がすすむと反っくり返ってきます。
総苞外片の上部に尖った角状突起があります。



                                 ’02.2.3撮影 篠栗町(福岡県)



                      ’03.4.5撮影 熊本市(熊本県)

寒波が吹き荒れる前、暖かい日射しをうけて、にこやかに咲いていました。
花期は他のタンポポより早めで2~5月。


               ’12.2.16撮影 久山町(福岡県)

 Taraxacum albidum Dahlst.
シロバナタンポポ(白花蒲公英)/ キク科 タンポポ属 多年草 / 2~5月 / 関東西部以西~九州
日本固有種。5倍体でセイヨウタンポポと同じように単為生殖をする。葉は長さ15~20cm、幅3~7cmの披針形で、羽状に中〜深裂、斜め上に展開する。葉や総苞は淡緑色で、葉の脈は白い。花茎は高さ30~40cmになり、先端に白色の花を1個つける。頭花は直径約4cm。総苞は開花時には長さ約2cm、総苞の1/2~2/3をおおい、直立してやや開出し、花後は平開あるいは反り返る。最外片は楕円形あるいは披針形。外片には縁毛がなく、2~2.5mmほどのとがった角状突起がある。そう果は褐色で長さ約4mmの長楕円形。 
よく似た仲間のキビシロタンポポは総苞外片に角状突起がほとんどなく、反り返らず、高さは30cm程度以下と低く、葉もあまり立ち上がらない。
 タンポポ属で 単為生殖する種
シロバナタンポポ、ケイリンシロタンポポ、キビシロタンポポ、モウコタンポポ、ツクシタンポポ、エゾタンポポ

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