ノジスミレ 3


                    ’19.3.1撮影 宮若市(福岡県)

花色がきれいだったので、ぱっと見はスミレと思って近づくと、
側弁に毛がない、葉柄の翼がごく僅かでハッキリしていない、花柄や葉に微毛が多い、花期が早いなど
スミレの特徴に合致しません。ノジスミレかな?ノジスミレだ!



                ’19.3.1撮影 宮若市(福岡県)

ちなみに典型的な個体の特徴は、スミレに似ているが、葉柄にほとんど翼がない。
草丈が低く、全体に微毛がある。葉はへら形~長披針形で縁が波打つ。
しかし、異端児も多く、側弁に毛のあるオトコノジスミレと呼ばれるもの、全体に無毛のケナシノジスミレも見られ、
スミレ、コスミレ、ヒメスミレと紛らわしい個体にもよく会います。
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 Viola yedoensis Makino var. yedoensis
ノジスミレ(野路菫)/ スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類/ 3~5月 /本(秋田以南)~九(屋久島以北)
低地の人里周辺、日当たりの良い乾き気味の環境。草丈5~10cm。スミレに比べると丈が低い。ふつう全草に微毛がある。 花期の葉はヘラ形~長披針形で葉柄に翼がほとんどない。花後は長三角形になる。花は直径1.5cm前後でやや青みの強い濃紫色。唇弁の縁が波打って、側弁はふつう無毛。距は花弁と同色。 

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