イソスミレ 1  



<特徴>
海岸砂丘に生え、花が大きく、大株になる




北海道の浜辺では群生したシロヨモギのなかに大株をいくつも作っていました。
最盛期の5月は過ぎているのに、まだこんない花を咲かせています。秋口まで花が見られるそうですよ。
ここのイソスミレは花色が濃くはありませんが、ダイナミックな美しさがありました。




’15.6.12撮影 白老町(北海道)

 Viola grayi Franch. et Sav.
イソスミレ(磯菫) / タチツボスミレ類 / 4~5月 / 北(南西部)~本(主に丹後半島以北の日本海側)
海岸の砂丘。有茎の種。高さ5~20cm。丈夫な地下茎があり、大きな株になることが多い。葉は心形で厚みと光沢があり、表側に巻く。花は直径2~2.5cmで紫紅色~淡紫色で花弁はまるくふくよか。側弁は無毛で距は白色、太く短め。基部にある托葉は狭卵形で、縁は羽状に浅裂~深裂する。太平洋側では花弁の幅が狭く、花色は淡紫色に、日本海側では花弁の幅が広く円く、花色が濃紫色にになる傾向がある。

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