ホソバシロスミレ


                        ’15.5.31撮影

あら、葉が立ってない? ここは標高1400mくらい。
ときにはこんな異端児もおりますが、九州っ子なので、ホソバシオスミレですよね。



<典型的なホソバシオスミレ>
花は白色、葉が細く、基部はくさび形、垂直に立て、花より高いことが多い
低地には見られない


                       ’14.5.28撮影

昨年は風当たりの強いところのものしか開花していなかったので、
草丈が5cm程度でしたが、今年は笹原が風よけになって12cmほどの長身でした。



                               ’13.5.14撮影 くじゅう(大分県)

まだ咲き始めたばかりのようで、1株しか見つけることが出来ませんでした。




シロスミレの変種なので、シロスミレによく似ていますが、
分布が関ケ原を境に分かれているようです。
西日本にはホソバシロスミレ、東日本にはシロスミレが分布。
関ケ原付近は悩みそうですね。





西日本で似ているものはアリアケスミレ。
アリアケスミレは花色に変化が大きく、白っぽいものはよく似ています。
ホソバシロスミレは高地のやや乾いた草原、アリアケスミレは低地の湿った場所が多いです。

Viola patrinii DC. var. angustifolia Regel
ホソバシロスミレ(細葉白菫) / スミレ科 スミレ属 多年草 / 5~6月 / 本(滋賀県以西)、四、九
  シロスミレの変種。西日本の高地のやや乾いた草地。シロスミレより全体に小型で、花期の草丈は8~10cm。葉は線状長楕円形~長楕円状披針形で、花時には長さ1~4cm、幅0.5~1.5cm、基部はくさび形で、葉柄に翼となって流れ、垂直に立ち、花より高くでることが多い。花は直径1.5~2cm、白色で花弁は細長い。距は短い。 

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