ユウコクラン 2


                  ’17.5.14撮影 宮崎県

この林内ではコクランも多いのですが、5月中旬に花を咲かせているのはユウコクラン。
満開になるのは1週間先でしょうか。
花序の半分くらいの花が開花していました。



                      ’17.5.14撮影 宮崎県



                  ’17.5.14撮影 宮崎県



                       ’17.5.14撮影 宮崎県

個体数が多くても、ノッポ過ぎたり、曲がっていたり、陽射しの向きが悪かったり、スッキリした写真が撮れません。



                  ’17.5.14撮影 宮崎県

花数が多く、花茎は角張り、(はっきりしない個体もありますが)この個体には翼があります
花はコクランとよく似ていますが、ずい柱の先端にある葯帽が暗紫色です。(コクランは緑色)
唇弁は反曲しているので、唇弁のチェックは難しいのですが、
ユウコクランは唇弁が円頭で、基部の2個の突起が円形で鈍頭。
(コクランは唇弁が凹頭で、基部の突起が針状で鋭頭。)

なお図鑑では翼があることも特徴とされていますが、
コクランには稜と翼がないのでしょうか。





                     ’09.5.24撮影 宮崎県

ノッポなので撮影が難しいです。
この株は花が30個くらいついています。



                                      ’09.5.24撮影 宮崎県

花序が曲がった株もあります。このほうが撮影し易いのです。
コクランの葉より大きく、光沢があります。
茎に稜があります。



                                ’09.5.24撮影 宮崎県

図鑑には「唇弁は円頭で、基部の2個の突起は円形で鈍頭」でコクランと区別できると記載されていますが、
唇弁の先が見えにくいし、基部の突起も...(-.-;)
頭(ずい柱の上の葯帽)のえんじ色マークがユウコクラン印だと思ったのに。
ユウコクランの葯帽は暗紫褐色で、コクランは淡緑色というのは
識別ポイントにならないのでしょうか。



 <果実>

               ’08.6.30撮影 宮崎県

コクランより大きく光沢がある葉を発見!
来年、花を見なければ!
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Empusa formosana (Rchb.f.) T.C.Hsu 
ユウコクラン(幽黒蘭) / ラン科  クモキリソウ属 多年草 / 4~6月 / 沖、九(南部)
  
近海の常緑樹林内。葉は長さ5~18cm、幅3~9cmで厚く光沢がある。花茎は20~40cmで翼がつき角張っている。花はふつう暗紫褐色で多数つく。ときに花が黄緑色のタイプもある。唇弁は円頭で、基部の2個の突起は円形で鈍頭。よく似たコクランは花期が少し遅く、やや小型で花数が5~15個と少なく、唇弁は凹頭、基部の2個の突起は針状で鋭頭。

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