トサノクロムヨウラン
小雨のなか、自生地へ。
お天気の日でも薄暗い林床は非常に暗いのですが、
雨の雫をつけて輝いてる小さな花がくっきり目に飛び込んできました。
今までこんなに開いたムヨウラン類は見たことがありません。
雨の雫で細部がよくわかりませんが、色白で綺麗です。
このように平開ないし半開するのがトサノクロムヨウランの特徴のひとつだそうです。
’12.8.22撮影 高知県
Lecanorchis nigricans Honda var. patipetala Y.Sawa
トサノクロムヨウラン
(土佐の黒無葉蘭)/ラン科 ムヨウラン属 菌従属栄養植物/8月/本(栃木・茨城県以西)~沖
照葉樹林の林床。長い間クロムヨウランと同一されていたが、近年、クロムヨウランは全く開花しないことがわかり、開花するのをトサノクロムヨウランと分けた。高さ20~40cm。花は平開ないし半開し、クロムヨウランのように未開花のまま結実することはない。花は3~12花、花色は僅かに黄褐色を帯びた白色で、唇弁の先端のみ紫色を帯びていて、内面には密に長毛がある。花は午前中開花する。クロムヨウランより花が大きい。
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