ムカゴサイシン



花が終わる頃、葉を出します。




来年は花が見れますように!
よく似たムカゴサイシンモドキも見たいです。





                                   ’08.6.30撮影 宮崎県

 Nervilia nipponica Makino
ムカゴサイシン(零余子細辛)/ラン科 ムカゴサイシン属 多年草/4~7月/本州(関東地方以西)~沖縄
   暖温帯の常緑林下。草丈3~10cm。地下に小さな球(球茎)があり、そこから花茎を出す。葉は花後に生じ、葉身は角ばった心円形、長さ、幅とも3~5cm。質はやや厚く、7~9本の掌状脈と縦皺がある。花は茎頂に1個つき、横向きに咲き、汚紅紫色で、平開することはなくせずほとんど閉じた状態。花茎は帯紫色、疎らに2~3個の鞘状葉がある。苞は倒披針形、薄膜質、長さ約5mm。背萼片、側萼片とも披針形、長さ約10mm、淡緑色に紫色の斑紋が入る。側花弁もほぼ同形、長さは萼片より少し短く、白色で紫色の斑紋が入り、先端部に乳頭状突起がある。唇弁は白色、細長く中ほどで括れたような形で3裂し、長さ約10mm、側裂片は極めて小さく、中央裂片は楕円形、内面に紫色の斑紋が入り、根棒状の毛の束がある。蕊柱は長さ約5mm。
極似するムカゴサイシンモドキは側花弁の乳頭状突起と唇弁の内側に毛の束がないことが異なる。
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