ミスズラン




助っ人のお陰で、この小さくて超地味なランに出逢うことが出来ました。
同じ属ではありませんが、ムカゴトンボに似ていますが、とにかく小さいです。
この一帯は花茎を上げたばかりのキソチドリが多いので、紛らわしい。











和名の「みすず」は「みすずかる(みすず刈る)」という信濃にかかる枕詞から由来しているらしいのですが、
漢字表記に不明の点があり、Web検索すると「みすず飴」、「万葉集」、「小林一茶」などの面白い話が出てきたのですが、
結局、ミスズランの漢字表記は「三篶蘭」で良いのかどうかわかりませんでした。

’22.7.5撮影 長野県

ミスズラン(三篶蘭)(水篶蘭?、御篶欄?)/ラン科 ミスズラン属 多年草/6〜7月/本州(東北〜中部地方)
  冷温帯の針葉樹林下。草丈8〜15cm。葉は根元に普通1個つき、葉身は倒披針状長楕円形、長さ1.5〜
  4.5cm、幅0.5〜1.5cm。先は鈍頭、基部は細くなって葉柄状になる。花は茎頂に2〜6個が疎らにつき、
  淡緑色。苞はごく小さく、卵形。背萼片は楕円形、側萼片は長楕円形で横に開き、縁に不揃いの小歯牙があり、長さ
  約1.5mm。側花弁は斜卵円形、縁に不揃いの歯牙があり、背萼片より少し短い。唇弁は舌状披針形、距は無く、
  基部がやや狭く、下に垂れ、長さ約1.5mm。蕊柱は短い。花の後ろに伸びる子房は、長さ約5mm。  

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