クモラン '12
’12.7.17撮影 宮崎県
’12.7.17撮影 宮崎県
和名は根を拡げて幹や枝などにくっついている様子が蜘蛛ににていることから。
蜘蛛にそっくりとは思いませんが、四方に拡がった根が印象的で、蜘蛛を連想してしまいます。
この扁平な根は生き残りのためこのような形になったのでしょうが、
根の役目と葉の役目も担う機能的な形なんですよね。
クモランGalleryへ
Taeniophyllum glandulosum Blume
クモラン
(蜘蛛蘭) / ラン科 クモラン属 多年草 / 6~7月 / 本(関東以西)~沖
樹幹に着生。根は葉のように見えて放射状に束生し、葉緑素があるため灰緑色で扁平(時に円柱状)、肉質で長さ2~10cm。茎は極めて細い。葉は鱗片状に退化している。花は長さ4~7mmの細い花茎を1~5本出し、その先に淡緑色の小さな花を総状の1~3個つける。萼片と側花弁は卵状披針形、漸尖頭、基部で合着して筒形となり、長さ約2mm。唇弁は上向き、舟形で長さ約1.5mm、先端は針状で内側に折れ曲がり漸尖頭、基部は球状楕円形の距となる。蕊柱は極めて短く、基部は唇弁に合着する。苞は三角形で鋭頭、長さ約1mm。果実(蒴果)は紡錘形。
蘭Indexへ
Homeへ