コオロギラン  '03 '04 '12


                     '12.8.21撮影 高知県



                       '12.8.21撮影 高知県



                     '12.8.21撮影 高知県



                      '12.8.21撮影 高知県

現地では小さくて、どんな構造になっているのが解らなかったので、
pcでじっくり観察。↓


                                '12.8.21撮影 高知県



                                   '12.8.21撮影 高知県

リベンジを誓って8年が経ちました。
高知県に入ると雲行きが怪しくなり、駐車場に着くとものすごい雷雨。
しばらく待機し、小降りになってきたので、傘をさして自生地へ向かいました。
8年前は3株くらいしか見つけられなかったのに、あっちもこっちも、びしょ濡れのちびっ子が手を振っています。
小さなファインダーからの撮影はピント合わだけで精一杯でしたが、今は液晶ファインダーで拡大して見ることが出来ます。
こんな顔してたんだ~!
唇弁の形が丸いほうが可愛い、ずい柱の突起が意地悪そうな目に見えます。
地元のお二人のお蔭で悪条件ながら存分に撮影することができました。




コオロギラン ’04.9.3 高知県
                       ’04.9.3撮影 高知県
コオロギラン ’04.9.3 高知県 コオロギラン ’04.9.3 高知県
                                         ’04.9.3撮影 高知県
昨年見つけた場所は台風の被害が大きく、折れ枝や落ち葉で埋めつくされ、
小さなコオロギランは1株も発見できませんでした。
諦めて、下山していたら、親切な地元の方が難を逃れている場所を教えてくださいました。
二人で落とした針を見つけるように入念に探し、やっと見つけることができた個体です。

理想的なコオロギランは側花弁と萼片がピンと立って
もっとお洒落なんですが、
台風の難を逃れて、残っていた個体は僅か、選びようがありません。
また来年、リベンジしたいと思います。






                       ’03.9.13撮影 高知県


やっと、見つけたのですが、遅すぎました。
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 Stigmatodactylus sikokianus Maxim. ex Makino
コオロギラン(蟋蟀蘭)/ ラン科 コオロギラン属 多年草 / 8~9月 / 本(紀伊半島、伊豆諸島)、四、九
常緑広葉樹や杉林下。草丈3~10cm。地下の球茎から根茎が伸び、途中から分枝したシュートの先端に球茎ができ、翌年地上茎を出す。地上茎は緑色。葉は中央よりやや上に1個つき、卵形、長さ3~5mm。茎の基部には小さな鱗片葉がある。花は茎頂に普通2~3個つき、淡緑色でわずかに紫色を帯びる。背萼片は線形で膜質、長さ約4mm、側萼片は同形、長さ約2.5mm。側花弁は線形、長さ約3.5mm。唇弁は開出し、円形でやや大きく、長さ約4mm、前半部の縁に細かい鋸歯があり、基部に上下に2深裂、さらに左右に2裂する付属体がある。色はやや透き通り、中央は赤紫色。苞は葉とほぼ同形、同大。蕊柱は直立し、中央部の前面に先の2裂する肉質の小突起があり、蕊柱の先端に葯がある。花粉塊は4個。葯の下に凹入した柱頭と、すぐ下に細長い突起がある。果実(蒴果)は細長い紡錘形。 

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