(広義) キソチドリ


        ’17.7.18撮影 東ヌプカウシヌプリ(北海道)

分布から判断するとオオキソチドリのようです。



        ’17.7.18撮影 東ヌプカウシヌプリ(北海道)



        ’17.7.18撮影 東ヌプカウシヌプリ(北海道)

九州にも分布しているのですが、ごく希で未見のランでした。
ヤマサギソウなどとよく似ていますが、一番下の葉が楕円形で大きく、水平に開いているのが特徴です。

 Platanthera ophrydioides F.Schmidt (広義)
キソチドリ(木曽千鳥) / ラン科 ツレサギソウ属 多年草 / 7~8月 / 北海道~九州
  草丈15~30cm。根は一部が肥厚し、紡錘状になる。葉は茎の下部に1個つき、葉身は楕円形、長さ2.5~6cm、幅1~3cm。先は円頭、基部はやや茎を抱く。鱗片葉は1~2個つき、披針形。花は茎頂に総状に5~15個がやや疎らにつき、淡黄緑色。苞は披針形。背萼片は狭卵形、長さ約5mm、幅約4mm、側萼片は線状披針形、背萼片よりやや長い。側花弁は斜卵形、膜質で、背萼片よりやや長い。唇弁は広線形、長さ6~8mm。距は長さ6~10mm、前方に湾曲する。蕊柱は平たい。 
(変種)オオキソチドリ(ミチノクチドリ):
 茎は30cmを超え、葉が楕円形で大きく、北海道、本州の中部地方の日本海側と東北地方に分布する。
(変種)ナガバノキソチドリ
 葉が線状狭楕円形から広線形で、本州の中部地方から紀伊半島、四国、九州に分布する南西日本型のもの。
(変種)ヒトツバキソチドリ
 下方につく葉が1個で、高さ15~30cm、本州(中~西部)・四国・九州の太平洋側に分布する。

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