カゲロウラン 1


                ’14.9.28撮影 日南市(宮崎県)



                ’14.9.28撮影 日南市(宮崎県)



               ’14.9.28撮影 日南市(宮崎県)


今回見かけた個体は茎や花が赤っぽく、側萼片の形を見ないと、ヤクシマアカシュスランと間違えそうです。
側萼片の形といってもとっても小さいので、肉眼ではお手上げ。
ルーペを携帯していない私たちにはデジ一眼のライブビューモニタでの拡大が大助かりです。
この個体は一番下の花が開花していますが、蕾でもよく見ると、側萼片が披針形で丸みがないことがわかります。

↓下の個体のように緑っぽい個体はヤクシマアカシュスランではないことがすぐにわかります。


カゲロウラン ’02.9.29撮影 宮崎市
                                                                         ’02.9.29撮影 宮崎市


カゲロウラン ’02.9.29撮影 宮崎市
                                                                            ’02.9.29撮影 宮崎市
葉は濃緑色で、シュスランに似たところがありますが、花の形が違います!?
ヤクシマアカシュスランとはもっと似ていて、
蕾のときや果実のときだと、見分けるのが大変です。

見分けポイント
側萼片が披針形、葉が濃緑色で葉柄が短い。
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<ヤクシマアカシュスランと同属でシロスジカゲロウラン属とする説もある。>*APG分類。従来の分類ではヒメノヤガラ属
カゲロウラン(蜉蝣蘭) / ラン科 *キヌラン属 多年草 / 8〜9月 / 本(関東地方南部以西)、四、九
  別名:オオスミキヌラン 山野の常緑樹林。茎は匍匐し、立ち上がり高さ10〜20cm。葉柄が短く、葉は濃緑色で卵形、
  ふちは波打ち、ビロード状で光沢がある。総状の花序に2〜10個の花がつく。萼片は緑褐色または緑色で、背萼片は
  赤みを帯び、側萼片は披針形で左右に開き、長さ約5mm。

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