カゲロウラン と  ヤクシマアカシュスランの区別





カゲロウランの蕾は三角錐形で、ヤクシマアカシュスランの蕾は丸みがあります。
萼片の形はぺったり張り付いて分かりづらいですが、カゲロウランは細く直線的。
カゲロウランんの葉は濃緑色で光沢があり、縁が波打つものが多く、葉柄は短い。
ヤクシマアカシュスランの葉は緑色で光沢が弱く、中脈の色が抜けくっきり目立つことが多く、葉柄が長い。
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<ヤクシマアカシュスランと同属でシロスジカゲロウラン属とする説もある。> *APG分類、従来の分類ではヒメノヤガラ属
 Zeuxine agyokuana Fukuy.
カゲロウラン(蜉蝣蘭)/ ラン科 *キヌラン属 多年草/ 8~9月/ 本(関東地方南部以西)、四、九
別名オオスミキヌラン。暖温帯~亜熱帯の常緑広葉樹林下。草丈10~20cm。茎の基部は地を這い、各節から根を出し、上部は立ち上がる。葉は茎の下部に4~5個つき、葉身は卵状楕円形、長さ3~5cm。先は鋭頭、縁は波打つ。濃緑色でビロード状の光沢があり、両面無毛。葉柄の基部は鞘となり、茎を抱く。花は茎頂に総状花序となり、紅色がかる黄褐色を花を疎らに20個程度、横向きで少し傾いてつける。花茎は有毛。萼片は緑褐色、背萼片は卵状披針形、やや赤味が強く、長さ約4mm、側萼片は線状披針形、よく開き縁が内側に巻く。側花弁は線状倒披針形で、乳白色、背萼片と密着して兜を作る。唇弁は袋状で卵形、背萼片とほぼ同長。基部にかけてやや黄色を帯び、基部の内面に1対のかぎ状突起がある。

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