エゾサカネラン



結構目立ちます!









花序には茶褐色の花がびっしり。
茎や花柄子房が無毛です。
よく似たサカネランは茎や花柄、子房に毛が生えているそうです。













花期はぴったりでした。
もっと控えめに生えているのかと思っていたら、どうだと言わんばかりに突っ立っていました。

’19.7.1撮影 茅野市(長野県)

 Neottia nidus-avis (L.) Rich.
エゾサカネラン(蝦夷逆根蘭)/ ラン科 サカネラン属 菌従属栄養植物/ 6月下~7月上/ 北海道~本州中部
   落葉樹林下。草丈30~60cm。根茎は地中に直立し、先が上向きになる根を多数束生する。茎は太く、多肉質。全体無毛で、数個の筒状で膜質の鞘状葉を互生する。花は茎頂に総状に多数密生し、汚白色。サカネランに似ているが、茎や花柄、子房に毛が生えていないことが異なる。 
 Neottia papilligera Schltr.
サカネラン(逆根蘭)/ ラン科 サカネラン属 菌従属栄養植物/ 5~6月 / 北海道~本州中部
低地~山地の林内に生え、茎の高さは20~40cm。全体に淡黄褐色で茎や花柄子房に短い縮れ毛が密生する。茎頂の穂状花序に淡黄褐色の花を多数密につける。唇弁は長さ約1cmで、先端が2裂する。萼片、側花弁は倒卵形で、長さ約5mm。葉は鞘状で、膜質。根はふつう下に向いて生えるが、本種は逆に上に向いて生えることからこの名がある。  

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