エンシュウムヨウラン













 


花の長さはウスギムヨウランより大きく、ムヨウランと同じくらいかな。
唇弁内部の毛に赤紫色の部分があっても僅かで、ウスギムヨウランのように広くハッキリしていません。
花色はベージュっぽいもの、黄色っぽいものもありましたが、
下の画像キバナエンシュウムヨウラン(黄花品種)に比べると、黄色が鮮やかではありません。

もう一つの特徴は
萼の基部にある副萼の下が膨らんでいる。
ウスギムヨウランも膨らむが、ムヨウランは膨らまないことで区別できるそうです。




 キバナエンシュウムヨウラン >







花色が鮮黄色で、綺麗でしたが、強い木漏れ日と風で、証拠写真になりました。(T_T)(>_<)


’15.5.18撮影 愛知県
当初は、ムヨウランの変種として発表され、その後、ウスキムヨウランの変種とされたが、
現在は、種の階級で区別する説が有力のようです。
 Lecanorchis suginoana (Tuyama) Seriz.
エンシュウムヨウラン (遠州無葉蘭)/ラン科 ムヨウラン属 菌従属栄養植物/5~7月/本(東北南部以南)、四、九?
林内の日陰。葉緑素をもたない。高さ20~30cm。茎上部に4~10個の花をややまばらにつける。花は淡褐色色~黄色。新弁は淡色、内側に黄色の毛があり、赤紫色を帯びない。側花弁2、萼片3が同色。萼の基部に小さな副萼があり、副萼の下が膨らむ。植物体に赤みがなく全体が鮮やかな黄色の品種をキバナエンシュウムヨウランという。 

蘭Indexへ    Homeへ