アオジクキヌラン



数株生えていましたが、草丈は10cmくらいのものが多く、
20cmくらいの株は横たわっていました。




個体差があるのかもしれませんが、葉の中脈が白っぽい。





もう少し草丈の高いランを想像していたので、初めはスルーしたのですが、
やっぱり気になって、じっくり観察するとアオジクキヌランかも??
蕾なので、判断は難しいのですが、その後、別種と思われる個体を相棒が見つけ、アオジクキヌランと決定。
アオジクはヤンバルキヌランより花期が少し遅いそうです。
全体に緑っぽく、蕾の色、鱗片葉が白緑色、葉の中脈がやや白っぽく、縁の波打ちが少ないのですが、どうでしょう。

’17.2.28撮影 沖縄本島北部((沖縄県))

 Zeuxine affinis (Lindl.) Benth. ex Hook.f.
アオジクキヌラン(青軸絹蘭)/ ラン科 キヌラン属 多年草 / 4~5月 / 沖縄
 山地林下、草地。草丈15~35cm。茎は匍匐し、先は直立する。ヤンバルキヌランに似るが、赤みを帯びることはなく、少し縮れた長い白毛が多い。葉は4~8個互生し、広披針形~卵状披針形で、長さ2~5cm。花時には枯れていることも多い。総状花序は頂生し、6~10花をややまばらにつける。白色で唇弁はY字形に開き、長さ約5mm。
 <類似種>
 ムニンキヌラン:花柄子房が無毛であることでヤンバルキヌランから区別される。小笠原諸島の母島。
 アオジクキヌラン:植物体に赤みがなく、花はヤンバルキヌランより大きく、萼片の基部が緑色をおびるほかは白く、                                 唇弁の先端部の裂片は丸みをおびる。沖縄島。
 オオキヌラン(センカクキヌラン):植物体が大きい。開花時の茎の高さが約30cm、葉が最長7cm。石垣島。
 ジャコウキヌラン:開花時の茎の高さが約50cm、葉の長さが12cmとより大きい。沖縄島·石垣島·与那国島。  
 イシガキキヌラン:唇弁が黄色。琉球(種子島以南 ) 

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