アオキラン









唇弁ははじめ、前半分が強く巻き込んでいる。














日本のトラキチラン属3種(タシロラン・トラキチラン・アオキラン)、全部Getできました。
それぞれ個性的で、雰囲気が違います。
タシロラン、トラキチランは白色なの見つけやすいのですが、アオキランは黄褐色なので、目立ちません。
初々しい株でも老婆風、おまけに俯いているので、どれもお疲れモードに見えます。
山中でひっそり暮らしているアオキラン一族に逢えて、幸せでした。

’18.9.4撮影 長野県

 Epipogium japonicum Makino
アオキラン(青木蘭)/ ラン科 トラキチラン属 菌従属栄養植物/ 8~9月/ 本州(中部以北、東北)
  亜高山帯~高山帯の落葉樹林内。草丈8~20cm。全体に黄褐色を帯び紫色の斑点がある。葉は膜質の鞘状葉で
  2~5個つき、肉質で淡黄色。花は茎の先に4~7個が総状につき、淡褐色。苞は卵形で膜質、淡褐色。萼片は
  狭卵形、長さ10~12mm、幅6~7mm。側花弁は萼片よりやや短く、紫褐色の斑点がある。唇弁は広卵形、
  全縁で前半分が強く巻き込み、紫褐色の斑点があり、背面は膨れて微細な突起がある。距は長楕円形、長さ8~
  10mm、前方に軽く曲がり、先端は太くやや2裂する。
  和名の由来は、発見者の青木信光氏を記念してつけられている。

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