フラサバソウ


                   ’24.3.4撮影 大濠公園(福岡県)

花は白っぽいものから淡青紫色まであり、全体に白い軟毛が多いです。



                    ’15.3.8撮影 福津市(福岡県)

フラサバソウはイヌノフグリより毛深いです。
花冠の裂片の間に隙間があります。


                ’04.2.25撮影 大濠公園(福岡県)

オオイヌノフグリに似ていますが、花は半分くらいの大きさで、イヌノフグリと同じくらいです。
全体に毛深いのが特徴ですが、
花もよく見ると、花弁が重なっていないので
基部で合着しているのがよくわかります。

タチイヌノフグリにも似ていますが、フラサバソウのほうが花の色が淡いです。
また短い花柄がありますが、タチイヌノフグリにはほとんどありません。



果実                               ’11.4.7撮影 平尾台(福岡県)


                                    ’11.4.7撮影 平尾台(福岡県)

果実はほぼ球形、イヌノフグリに似てますが、種子は1~3個とアバウトな為か左右対称形ではないものが多いです。
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 *従来の分類ではゴマノハグサ科
 Veronica hederifolia L.
フラサバソウ / *オオバコ科 クワガタソウ属 2年草 / 4~5月 / ユーラシア原産の帰化植物
 別名ツタバイヌノフグリ。畑や道ばた。フランスの植物学者Franchetと Savatieの日本植物目録に長崎で採集された記録があり、二人の名前から命名された。茎は下部で枝分かれし、横に広がりやすい。全体に白い軟毛が多い。葉腋に短い柄をだして5mmくらいの花を1個つける。花冠は4裂し、淡青紫色~青紫色、濃い縦筋があり、裂片の間にすきまがある。花冠は萼とほぼ同長。茎の基部に花のころまで子葉が残る。

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