ツクシネコノメソウ


                     ’19.3.9撮影 菊池市(熊本県)

萼片は黄緑色~緑色で、咲き始めは直立しています。



                                        ’19.3.9撮影 菊池市(熊本県)




                                       ’19.3.9撮影 菊池市(熊本県)




                     ’12.3.9撮影 五木村(熊本県)


雄しべは萼から飛び出さず、8個で、葯は黄色。
葉は丸っぽく、茎葉は対生。苞は細い扇形、萼裂片は淡緑色でほぼ直立しています。

ぱっと見では、コガネネコノメソウに似てますが、
花期のコガネネコノメソウは萼裂片の色が鮮黄色で、ツクシネコノメソウは黄緑色です。
しかし、コガネネコノメソウも花期末期になると萼裂片が黄緑色化してくるので、紛らわしいです。
そのほかにツクシネコノメソウは苞の幅が細いこと、萼裂片の長さがやや短いこと、
花期がやや早いことなどが特徴です。

また、茎がのびていないタチネコノメソウにも似ていますが、タチネコノメソウは茎葉が互生で、ほぼ無毛、萼片は平開。
ほかにヤマシロネコノメとの違いは、ヤマシロは雄しべが萼より僅かですが、飛び出しています。


< 3種の比較 >





                                    ’12.3.9撮影 五木村(熊本県)




                                      ’12.3.9撮影 五木村(熊本県)




                                       ’14.3.15撮影 菊池市(熊本県)




                     ’09.3.5撮影 菊池市(熊本県)

今年は開花が早いです。






                           ’10.4.2撮影 長崎市
コガネネコノメソウよりかなり小さく、花期も早めです。
カニさんの爪のような果実に驚きました。

 Chrysosplenium rhabdospermum Maxim.
ツクシネコノメソウ(筑紫猫の目草) / ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草 / 3~4月 / 四、九
  谷沿い。花期に根生葉は枯れる。葉は対生、円形で丸い鋸歯があり、表面に長軟毛がある。苞は細い扇形。
  萼裂片は黄緑色で長さ1~1.2mm、直立し、雄しべ8個、葯は黄色。

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