イワボタン


                    ’20.3.29撮影 三瀬村(佐賀県)

6年前はびっしり群生していたのですが、大雨でごっそり流されてしまいました。
わずかに残った株が小株を増やしていました。



                                  ’08.4.14撮影 井原山(福岡県)



                          ’08.4.14撮影 井原山(福岡県)



                                  ’08.4.14撮影 井原山(福岡県)



                                  ’10.4.4撮影 矢部村(福岡県)



                ’15.3.23撮影 三瀬村(佐賀県)



                                  ’14.4.26撮影 三瀬村(佐賀県)

シックな猫の目さんはイワボタン。
萼裂片は黄緑~緑色で、直立~斜開、花粉を出す前の葯は黄色です。


ネコノメソウ属の新種で「ヘイケボタン」が発表されるそうです。
詳細はわかりませんが、イワボタンに似ていて、葉、苞、萼などが緑っぽく、葉が丸っぽいようです。
全体に緑色っぽい個体を集めてみましたが、ヘイケボタンではなく、イワボタンのような気がします。

↓萼、苞や茎葉が緑っぽい個体


                             ’18.4.9撮影 三瀬村(佐賀県)



              ’10.3.21撮影 球磨郡(熊本県)



                 ’05.4.24撮影 脊振山系(福岡県)




↓葯は黄色のものが多いですが、オレンジ色、赤色のものも見かけます。
裂開すると、黄色(花粉の色)になります。

                                 ’11.4.13撮影 井原山(福岡県)

↓葯がオレンジ色、裂開すると黄色(花粉の色)

                                    ’12.3.9撮影 五木村(熊本県)

↓葯が赤色、裂開すると黄色(花粉の色)

                ’23.4.3撮影  矢部村(福岡県)


↓葯は黄色で裂開すると白色(花粉の色)

                             ’23.4.3撮影  矢部村(福岡県)


果実(蒴果)

                                 ’20.5.12撮影 井原山(福岡県)

5月中旬、果実期のイワボタンを見つけました。根生葉は丸っぽいですね。
 イワボタンGalleryへ

 Chrysosplenium macrostemon Maxim. var. macrostemon
イワボタン(岩牡丹) / ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草 / 4月 / 本(関東以西)~九
別名ミヤマネコノメソウ。草丈3~15cm。走出枝は、花後伸び、基部のものより大きな葉を数対つける。根出葉は花時にも残り、葉身は広卵形~狭卵形、長さ0.5~5cm。基部はくさび形、先端に4~9個の内側に曲がる鋸歯がある。表面には普通灰白色の斑紋が入る。葉柄は長く、長さ2.5cm。茎は暗紅色を帯び、茎葉は1~2対、卵円形~卵状楕円形。苞は下部のものは暗緑色~濃緑色で、楕円形~楕円状披針形、上部のものは卵形で、鮮黄色~緑黄色。花は径3~4.5mm、花弁はなく、萼裂片は楕円形~三角状卵形、長さ1~1.8mm、淡緑色~黄緑色、花時には斜開~直立する。雄しべはふつう8個で、萼片より長く、長さ2~3mm。開花前の葯は黄色または帯赤褐色。子房は中位。花柱は長く、花時には直立し、長さ1.5~2mm。果実(蒴果)は斜開し、2個の心皮は大きさが異なる。種子は楕円形~卵形、長さ0.8~1mm。隆条に根棒状突起が密に並ぶ。 

猫の目Galleryへ     Homeへ