ヒダボタン ?


                         ’16.3.27撮影 広島県


ボタンネコノメソウにしては、萼裂片の色が違いすぎると、前から気になっていましたが、
ヒダボタンではないでしょうか。
素人の同定ですので、間違っているかもしれません。
(ヒダボタンは1995年にホクリクネコノメ群の新種として発表された比較的新しい種です。)
ホクリクネコノメの仲間はイワボタンの仲間にも似ていますし、変異、雑種なども考えると、判断が非常に難しいです。




                                        ’16.3.27撮影 広島県


萼裂片は直立し、淡黄色~淡褐色。
葯は赤褐色。
雄しべは萼片とほぼ同長。
参考までにボタンネコノメソウは萼片の色が赤褐色、雄しべは萼片の2/3程度。




                        ’16.3.27撮影 広島県

 Chrysosplenium nagasei Wakab. et H.Ohba var. nagasei
ヒダボタン(飛騨牡丹) / ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草 / 4~5月 / 本州(岐阜県以西)
渓流沿いや谷間の湿地。根生葉は開花時にも残る。花後、走出枝を伸ばし、先端に2~3対の葉を相接してつける。花茎は高さ10cm程度。葉は緑色または赤紫色を帯び、有柄、脈は顕著で、円形~楕円形。基部は切形~広くさび形で鈍鋸歯がある。萼裂片は直立し、淡黄色~淡褐色。雄しべは8個で萼裂片とほぼ同長。葯は赤褐色。花柱は2個で雄しべよりやや短い。 

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