ヘイケボタン


                             ’25.4.26撮影 八代市(熊本県)

2025年にネコノメソウ属イワボタン列の新種「ヘイケボタン」が記載されました。
これまで、イワボタンやサツマネコノメソウと混同されていたようです。
特徴は
苞の中心部がほとんど黄色く色づかないものが多く、全体に緑色に見える。
葉の表面の模様はまったくないか、ごく薄く目立たない。
雄しべの葯は黄色で雄しべはイワボタンより短い。

いがりまさし氏の「日本のネコノメソウ」を参考にさせていただきました。




雄しべがイワボタンより短い。


                             ’25.4.26撮影 八代市(熊本県)



                             ’25.4.26撮影 八代市(熊本県)

全体に緑っぽいイワボタンが以前から気になっていたので、17年ぶりに記憶の山へ出かけました。
それらしき個体はありましたが、少し遅すぎました。
ほどんどが果実になっており、典型的な個体は残っていませんでした。
「日本のネコノメソウ」が刊行され、じっくり検討し、ヘイケボタンと判断しました。


                             ’25.4.26撮影 八代市(熊本県)




                              ’08.5.17撮影 八代市(熊本県)
謎の個体
イワボタン? サツマネコノメ? 果実になっているのでわかりません。

 Chrysosplenium brevifilamentum
ヘイケボタン(平家牡丹)/ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草/3~4月/九州(宮崎・熊本県)
  2025年に記載された新種。九州中央山地の石灰岩地帯、標高700m以上。萼裂片は斜開し、雄しべはふつう8個、葯は黄色(稀にオレンジ色)。イワボタンに比べて雄しべ花糸が短い。苞の中心部がほとんど黄色く色づかないものが多い。(全体に緑色に見えものが多い)。苞や茎葉の形状もイワボタン種より丸みがあり特に先端が鈍形になる傾向が強い。イワボタンに見られる葉の表面の模様はまったくないか、ごく薄く目立たない。ヨゴレネコノメのように暗紫褐色を帯びることも少ない。 

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